長い石段脇には明治期から近年にかけて奉納された七対の狛犬が並んでおり地域密着型の神社にこれほど多くの狛犬が設置されているのは「全国的にも非常に珍しい」とされています。地域密着型の神社では通常一対から二対程度で七対は群を抜いています。大森八劔神社では古くから厄年を迎えた方々が厄除けの祈願とともに石造物や燈籠などを寄進する習わしが非常に盛んです。プレートや石造物の多さは、この神社が地域の方々にどれほど深く愛され支えられてきたかを物語る象徴的な光景です。狛犬は対になっていて向かって右側が阿形(あぎょう)で口を開けています。左側が吽形(うんぎょう)で口を閉じています。写真の狛犬は平成三年に厄年会から奉納された狛犬ですが阿形の狛犬は鞠(宝珠)を抱えています。こちらは「家運隆盛・財運向上・万事円滑」の象徴です。一方、吽形の狛犬は小さな狛犬を抱えています。こちらは「子孫繁栄・安産・子育守護と子供の健やかな成長」の象徴です。このように七対の狛犬は神社に悪いものが入らないように睨みを利かせているだけでなく、参拝に訪れて下さった方々の願いを見守ってくれています。
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