【令和8年9月28日:雑学:蕃塀】蕃塀とは?

豆知識 2026.09.28
【令和8年9月28日:雑学:蕃塀】蕃塀とは?
尾張地方の神社建築に特有の目隠し塀である「蕃塀」は長い階段を上り切った拝殿のすぐ手前に構えています。不浄なものの侵入を防ぐ魔除けや神様を正面から直視させないための役割をもっています。主に愛知県(旧尾張藩領)及び岐阜県の一部地域にのみ集中してみられる建築文化です。大森八劔神社の蕃塀は昭和六年に奉納されたもので石造りの立派な構造が特徴です。「守山区内の神社でこのような本格的な石造蕃塀がみられるのは大変珍しい」とされています。(名古屋市西区の石工であった角田六三郎氏作)上部の欄間部分に「双竜紋」が下部には「虎」「獅子」がデザインされていますが以下のような意味合いがあります。
〇双竜:「火除け・不燃」の願い(水神としての象徴)「陰・陽」の調和と生命力
〇虎 :「圧倒的な生命力と勇猛さ」を持っている事から好まれた図柄であり、あらゆる厄災や
邪気を退散させる強い魔除け
〇獅子:「圧倒的な力で周囲を威圧し不浄なものを一切寄せ付けない」ことで神域の調和と平和を保つ。また奉納者自身の厄払いと地域の平穏を願う。
このように、当時の石工(角田六三郎氏)の技術の高さと奉納した厄年の方々のこだわりが垣間見える非常に見事なレリーフとなっています。
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